以前、CAD/JPYのスワップがマイナスになってしまった事を記事にしましたが、
その後、約一ヶ月経過のスワップが一体どうなったのか、確認したいと思います。
1.マイナススワップは解消
(1)マイナスに転じたのは4月9日分が最後
トライオートFXのCAD/JPY(カナダドル/円)の通貨ペアにおいて、買いスワップがマイナスとなったのは4月9日分が最後です。
以降は全てプラスもしくは0といった状態が5月8日分まで続いています。
従って、スワップがマイナスに転じたのは一時的な現象であり、私の心配は杞憂に終わったようです。
(2)3月と比べ得られるスワップポイントは激減
しかし、マイナススワップの状態でこそ無くなったものの得られるスワップポイントは激減してしまいました。
直近だと、
5月4日 0円
5月5日 0円
5月6日 3円
5月7日 1円
5月8日 1円
※1万通貨あたり
といった具合です。
ざっと1/10以下ですね。
しかも1000通貨の場合、小数点以下は切り捨てになってしまう為、1万通貨あたり10円未満の場合は0です。
スワップポイントは発生した時点で、対応する対円通貨ペアの価格で円換算(小数点以下切捨て)され、証拠金預託額に反映されます。
引用元:トライオートFX公式HP (取引ルール<手数料スプレッドなどの費用)
URL:https://www.invast.jp/triauto/service/summary/fee.html
0という事は文字通りスワップポイント無しです。
ポジションを多く抱えている状況にもかかわらず、スワップポイントが全くつかないというのは残念ですね。
マイナスにならないだけマシではありますが・・・
公式トライオート FX
2.他社リピート系FXのCAD/JPY買いスワップはどうなったのか
前回同様、リピート系FX4社のスワップを調査しました。
結果として各社ともマイナスに転じたのは一時的であり、現在では買いスワップはプラス(もしくは0)です。
マイナスの期間が最も長かったのはループイフダンでした。
4月17日付与分までマイナスに転じていました。
最初にスワップがマイナスに転じた4月6日付与分から4月17日付与分までの各社スワップは下記の通りです。
トライオートFX | トラリピ | ループイフダン | 連続予約注文 パートナーズFX nano | |
4月6日 | -20 | 3 | 21 | -10 |
4月7日 | -80 | 3 | -19 | -40 |
4月8日 | 0 | 3 | -19 | 0 |
4月9日 | -20 | 6 | -19 | 1 |
4月10日 | 1 | 2 | -57 | 1 |
4月13日 | 1 | 2 | -19 | 2 |
4月14日 | 2 | 2 | -15 | 2 |
4月15日 | 6 | 2 | -15 | 3 |
4月16日 | 2 | 6 | -15 | 1 |
4月17日 | 2 | 2 | -45 | 1 |
各社HPより管理人作成
※備考
表中の数字は1万通貨単位あたりのスワップポイント(カナダドル/円の買いスワップ)
各社HPのスワップポイントカレンダーより抜粋
パートナーズFX nanoは元データの100通貨単位あたりのスワップを100倍した値を記載
ループイフダンが突出してマイナスに転じていた期間が長いとは言え、実質1週間分です。
そこまで深刻に考えなくても良いような気がしますね。
一方で、トラリピは一度もマイナスに転じておらず、大変優秀と言えます。
ただ、3月以前のスワップポイント付与が少なかったのも事実。
各社それぞれ特徴があって面白いですね。
3.今後カナダの政策金利次第では再びマイナススワップに転じる可能性も
カナダの政策金利は現在0.25%です。
(日本は-0.1%)
しかし、今後の景気動向によってはゼロ金利もしくはマイナス金利に突入する可能性も無いとは言い切れません。
そのような事態になった場合、スワップが再びマイナスに転じかねませんね。
新型コロナウィルスが早期に収束する事を祈るのみです。
もっとも、収束したところで景気が回復するかどうかはまた別問題ですが・・・
まとめ
如何だったでしょうか。
マイナススワップが既に解消され、一時的な現象だったことで一安心です。
一方で、景気動向次第では再びマイナスに転じる可能性も無いとは言えず、今後もスワップの状況を注視していきたいと思います。
ではまた。