コロナウイルスによる新型肺炎の影響で世界的に株価が急落しています。
「投資ってやっぱり怖い」
その通りです。
でも、資産クラスを分散する事でショックを和らげる(下落幅を抑える)事は出来ます。
1.株価が下落するとインデックスファンドはどうなるのか
ここ数日のインデックスファンドの値動きを見てみましょう。
(1)資産クラス:株式
そりゃ当然、下落しちゃいます。
では、実際の下落具合を前回のオススメ商品を例に確認してみましょう。
基準価額(円) | 前日比(円) | 前日比(%) | |
eMAXIS Slim国内株式(TOPIX) | 11,116 | -382 | -3.32 |
eMAXIS Slim 国内株式(日経平均) | 10,005 | -345 | -3.33 |
eMAXIS Slim先進国株式インデックス | 13,349 | -718 | -5.1 |
eMAXIS Slim新興国株式インデックス | 10,332 | -498 | -4.6 |
※基準日は全て2020年2月25日 各運用会社HPより抜粋
はい。
ものの見事に株式は全ての資産クラスで3%超下落しています。
(2)資産クラス:債券
では、債券は果たしてどうなのか。
こちらも以前紹介したオススメ商品を例に実際の値動きを確認しましょう。
基準価額(円) | 前日比(円) | 前日比(%) | |
eMAXIS Slim国内債券インデックス | 10,349 | +26 | +0.25 |
eMAXIS Slim先進国債券インデックス | 11,222 | -29 | -0.26 |
iFree 新興国債券インデックス | 11,969 | -165 | -1.36 |
※基準日は全て2020年2月25日 各運用会社HPより抜粋
あれ?株式に比べると下落幅が少ないですよね。
国内債券に至っては上昇しています。
このように、株式と債券の資産クラスでは値動きの大きさ・方向が異なる事が多いんです。
2.株価下落局面での資産クラスの分散効果
一般的に株と債券の値動きは逆相関の関係にあると言われます。
実際には今回のように必ずしも正反対の動きをするとは限りませんが、資産クラスに株式だけでなく債券を組み入れる事で資産全体の値動きをマイルドに抑え、下落局面でもダメージを軽減できる事が分かって頂けたかと思います。
更なる分散を目指すのであれば、REITやコモディティといったまた違った値動きをする資産クラスを組み入れる事も選択肢の一つです。
債券の中でも新興国債券については、アセットアロケーションに組み込むかどうか判断が難しいところです。
個人的には、新興国債券に株との逆相関を期待するのは厳しい印象を持っています。
もちろん今回の例だけを理由に判断することはできませんが・・・。
3.実際に投資してみて肌で感じる事が大事
やはり、実際に投資した状態で下落局面や上昇局面を経験すると巷で言われるような投資セオリーが実感できます。
少額でも構いませんので、少しずつ無理のない範囲で投資を始めてみる事が重要です。
まとめ
如何だったでしょうか。
株価が急落すると資産が目減りするので残念ではありますが、分散する事で慌てないようにしたいですね。
ではまた。
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