本日からマイナポータルにおいて特別定額給付金の申請受付が開始されました。
早速申請を行いましたので、実際の申請方法について解説します。
※自治体によってはオンライン申請が受付開始前の可能性があります。
各自治体のHP等で確認して下さい。
1.申請前に用意が必要なもの
マイナポータルからの申請には事前に用意する物があります。
これらが揃っていない場合、マイナポータルからの申請ができません。
(1)マイナンバーカードとICカードリーダライタ(もしくはカード情報を読取り可能なスマートフォン)
鉄板の組み合わせですが、この二つが必須です。
マイナンバーカードは勝手に送られてくる通知カードではなく、申請しないともらえない顔写真とICチップが入ったカードです。
ICカードリーダライタが無くても、マイナンバーカード読取対応スマートフォンスマートフォンがあれば申請できるようです。
・また、マイナンバーカードの署名用電子証明書を読み込むため、ICカードリーダライタ又はカード情報を読取り可能なスマートフォンが必要です。
・対応しているスマートフォンの機種については、下記FAQをご参照ください。
https://faq.myna.go.jp/faq/show/2587?category_id=3&site_domain=default
引用元:総務省HP 特別定額給付金(新型コロナウイルス感染症緊急経済対策関連) よくある質問・コールセンター
URL:https://www.soumu.go.jp/menu_seisaku/gyoumukanri_sonota/covid-19/kyufukin.html
私は今回PC+ICカードリーダライタの組み合わせで申請を行ったので、下記の手順はPCとICカードリーダライタ使用時の物になります。
(2)給付金振込先の銀行口座と振込先確認書類
給付金の振込先になる銀行口座が必要です。(ゆうちょ銀行も可)
ただ、ネット専業銀行でも大丈夫なのかどうかは記載が無く、一抹の不安が・・・
私の場合は確定申告の還付金の振込に対応している住信SBIネット銀行の口座で申請しました。
入力・申請は問題なくできましたが・・・振り込まれるかどうかはまだわかりません。
不安な方は都市銀行や地方銀行の方が無難かも知れません。
また振込先の確認書類に関しては、添付書類の解説として下記の記載があります。
手続きに必要な添付書類
●振込先口座の確認書類(写し)
申請者名義の通帳やキャッシュカード、インターネットバンキングの画面等の写し又は画像(口座番号、カナ氏名等が分かるもの)
引用元:ぴったりサービス 特別定額給付金の手続き詳細説明
キャッシュカードや通帳の写真で問題ないと思われます。
コチラを申請途中でアップロードする事になりますので、先に用意しておいた方がスムーズですよ。
(3)マイナンバーカードの暗証番号
マイナンバーカード作成時に決めた暗証番号が必要です。
マイナンバーカードの暗証番号は下記の二種類あります。
・券面事項入力補助用パスワード(数字4桁)
・署名用電子証明書パスワード(6~16桁英数字)
前者は必要情報の入力を省くのに必要なだけで、省略せずに入力するだけなら必要ないかも知れません。
一方、後者は申請に必須です。
これを忘れてしまった場合は諦めて郵送にするか、役所で手続きするしかありません。
役所はおそらくめちゃくちゃ混んでると思いますけど・・・
※電子証明書には有効期限(初回発行日から5回目の誕生日まで)があり、期限切れの場合、役所での手続きが必要です。
2.マイナポータル(ぴったりサービス)での申請手順
①マイナポータルへアクセスし「申請はこちら」をクリックしぴったりサービスへ移動
②「動作環境チェック」はコチラをクリック
③動作環境の確認を行います。
下記の画像のような場合はマイナポータルAPのインストールが必要なので、こちらをクリック
④画面の手順に従って、マイナポータルAPをインストール
⑤インストールが完了すると下記の画面になるのでSTEP4を全てチェックし「閉じる」をクリック
⑥自身の住民票住所の郵便番号を入力し、「地域を検索」をクリック
自治体名が表示されたら特別定額給付金をチェックし、「この条件でさがす」をクリック
⑦検索結果画面で特別定額給付金にチェックが入っていることを確認し、「申請する」をクリック
⑧下記のようなアナウンスが出ますが、「OK」をクリック
⑨チェックが入っている事を確認し「次へすすむ」をクリック
⑩STEP4を全てチェックし「次へすすむ」をクリック
⑪メールアドレスか電話番号のいずれかを入力し「次へ進む」をクリック
メールアドレスを入力しておいた方が後々便利です。
(最終的に申請の控えをメールアドレス宛に送信できる為)
⑫申請者情報を入力します。
「マイナンバーカードを読み取り」ボタンをクリックしマイナンバーカードの情報を読み込むを入力の手間が省けます。
⑬「マイナンバーカードを読み取り」ボタンをクリックすると補助用パスワードの入力を求められます。
パスワードを入力し「OK」をクリック
⑭自動入力された項目を確認(必要あれば修正)
下部へスクロールすると受取口座情報の入力欄があるのでそちらも入力し「次へ進む」をクリック
⑮入力内容を確認し問題無ければ「次へ進む」をクリック
⑯振込先口座の確認書類(通帳やキャッシュカードの写真等)をアップロード
アップロードが完了したら「次へすすむ」をクリック
⑰アップロードした書類を確認し、確認・同意事項を読み問題無ければ「以上を確認・同意し、次へ」をクリック
⑱「電子署名を付与する」をクリック
署名用電子証明書パスワードの入力が求められるので、該当するパスワード(6~16桁の英数字)を入力
※5回間違うとロックされるので注意!
役所に行かないと解除できなくなります。
⑰「申請様式の控えおよび申請完了後の申請データを登録アドレスに送信する」にチェックを入れ「送信する」をクリック
⑱送信完了画面が出れば申請完了
必要に応じて「控えをダウンロードする」or「登録アドレスに送信」を選択
以上で完了です。
登録したメールアドレスに「電子申請送信完了のご連絡」というメールが送付されてきます。
スムーズにいけば申請は10分程度で完了するかと思います。
3.オンライン申請が出来ない場合は郵送で手続きを
(1)自治体によってはHPから申請用紙をダウンロードし申請可能な場合も
各自治体の準備が整い次第、世帯主の元に申請用紙が送られてくるようですが、自治体によってはHPで申請用紙がダウンロードできます。
申請用紙の送付を待たなくても、自身で申請用紙を印刷し、本人確認書類や振込先口座の確認書類を添付し送付する事で申請ができる場合があります。
自治体毎に状況は異なりますので、詳細はお住いの自治体のHPで確認して下さい。
(2)急ぎでない方は自治体から申請書類が送付されるのを待つのが無難
急ぐ必要が無い方は自治体から申請書類が送付されてくるのを待つのが無難だと思います。
自身で印刷し、送付する場合は郵便代は自己負担といったケースもあるようですし、自治体の担当者の方も今はてんやわんやだと思いますので・・・
4.給付開始は自治体によって異なる
実際に10万円がいつ給付されるかは自治体によって異なるようです。
オンライン申請が完了したからと言って直ぐに振り込まれるとは限りません。
既に振り込みを開始している自治体もあれば、早くても来月以降になる自治体もあるようです。
給付開始日を知りたい場合は各自治体のHP等で確認しましょう。
まとめ
如何だったでしょうか。
オンライン申請に必要な物が揃っていれば申請自体は簡単です。
私が申請した時点では、アクセスが殺到して繋がりにくいといった様子もなくスムーズに申請できました。
もっとも、マイナンバーカードの普及率が15%程度、さらにその中でカードリーダライタを持っている人となるとかなり数は限られるでしょうから当然ですかね。
個人的には振込先の銀行口座がネットバンクでも可能なのかどうかだけが気がかりですが、マイナンバーカードとICカードリーダーライタが手元にある方はオンライン申請に調整してみて下さい。
郵送手続きよりもオンライン手続きの方が自治体の担当者の方の負担も少ないと思いますし、郵便屋さんの感染リスクも多少は減らせると思いますので。
ではまた。
追記
(1)アクセス集中でサーバーダウン?
5月1日の13時30分頃アクセスしたらこんな表示が・・・
繋がりにくくなっているようですね。
アクセスが集中しているのか、サーバーのスペックが低いのか・・・
(2)5月1日時点でオンライン申請の受付を開始したのは679市区町村
総務省のHPによると、5月1日時点でオンライン申請の受付を開始したのは679市区町村との記載があります。
679市区町村(別添)が、本日(5月1日)から受付開始
引用元:マイナポータルを通じた特別定額給付金のオンライン申請受付開始について
URL:https://www.soumu.go.jp/main_content/000686087.pdf
全国の市区町村数は1741なので単純計算で約39%の自治体が本日からオンライン申請可能という事になります。
なお、引用元のPDFファイルには受付を開始した679市区町村が全て記載されています。
お住いの自治体がオンライン申請の受付を開始したかどうか確認するにはこちらの資料を参照するのが便利です。
※総務省HPのトップページにある新着情報の5月1日の欄にある「マイナポータルを通じた特別定額給付金のオンライン申請受付開始について」をクリックすると該当資料が確認できます。
お住いの自治体が見つからない場合は、とりあえず待つしかないかも。
コチラもあわせてどうぞ
個人で申請可能な給付金や支払いの減免措置についてまとめました。