一人暮らしの家電選び その1

生活のコツ
生活のコツ

以外に容量や性能の決定が難しい家電選び。
一人暮らしをターゲットにした製品が正解とは限りません。

今回は一人暮らしの家電選びについて考え方を整理していきます。

1.冷蔵庫

(1)1ドアの冷蔵庫は避けよう。容量も120ℓ以上あるものが望ましい。

部屋のスペースの問題はもちろんあるが、基本的には「大は小を兼ねる」と思った方が良いです。

想像してみて下さい。

たとえ自炊を全くしなかったとしても、2ℓや1.5ℓのペットボトル、1ℓの紙パックなどの嵩張る飲み物類を購入する可能性はないですか?

アイスや冷凍食品(唐揚げ、チャーハン、餃子等々)を購入する可能性はありませんか?

ヨーグルトやゼリー、プリンなどのデザート類を購入する可能性はないですか?

20歳以上なら、時には缶チューハイやカクテル、ビールを購入する可能性はありませんか?

スペースの都合上どうしても・・・という場合か、ミニマリストでもない限り大きめの冷蔵庫を選んだ方が良い場合が多いハズです。

一方で、「三食全部自炊」とか「買い物に行く回数を減らして作り置きをたくさんする」、もしくは「来客が多くて・・・」という人以外は、3ドア以上の冷蔵庫は過剰な気がします。
もっとも、消費電力が変わらないか低くなる場合もあるので予算とスペースに余裕があるのであれば良いかもしれませんが・・・。

通常は自炊する場合でも120ℓくらい容量があれば十分対応できます。
(もちろん180ℓとか200ℓあっても良いと思う。)

ちなみに、私は冷蔵室が上で冷凍室が下の方が使いやすいです。
(冷蔵室の方が頻繁に開閉するため。)

(2)開閉方向に注意しよう

扉の開閉方向によっては設置場所の都合次第で不便な場合があるので、設置位置をよく確認しましょう。
開閉方向を選べる冷蔵庫もあります。

(3)消費電力量に注意しよう

冷蔵庫は瞬間的な消費電力は低いものの、常時稼働しているという特性上、電気代への影響が大きい家電です。
(エアコンやドライヤーは瞬間的な消費電力が大きいですが、留守の場合は稼働しませんよね?)

また製品によって消費電力量に差が出る家電でもあります。
2割、3割違う事もザラにあります。

年間消費電力量という名前でカタログや製品に記載されています。
一度確認してみて下さい。

2.電子レンジ

おそらく、単身者にとって最も使用頻度が高い調理家電です。

(1)ワット数が大きいものを選ぼう

電子レンジには500Wとか1000Wといった具合に出力( 定格高周波出力 )が選べるようになっていますよね。

この数値は大雑把に言ってしまうと、温める力の強さを表す数値になります。
予算とスペースの許す範囲でこの最大値が大きいものを選びたいですね。

理由はいくつかあるのですが、例えば

①出力が大きい方が温める時間は短くて済む
待ち時間は短い方がいいですよね?

②出力設定の最大値が大きくても設定によって出力を下げることが可能
調整ができるので、出力が低い方が望ましい場合は設定を変えれば良いだけです。
逆に最大値が低い場合は、それ以上に設定できません。

③出力が500Wと1000Wの場合を比較しても消費している電力は2倍にならない
出力が倍になったからといって、消費電力も倍になるワケではありません。
(多くても2割増しくらいのようです。※機種によって異なります。)

といったところです。
これなら、予算の範囲で出力が大きいものを選んだ方が良いような気がしませんか?

(2)単機能レンジで十分

電子レンジの中にはオーブン機能がついたオーブンレンジという機種も存在します。
しかし、基本的に単機能レンジで十分です。

そもそも自炊するにあたって、オーブンが必要な方がわかった上で選ぶのであって、「自炊するかもしれないから買っておこう 」なんて方は止めといた方がいいです。

「パンが焼けないだろ!」と突っ込みが飛んできそうな気もしますが、その場合はトースター(もしくはオーブントースター)を追加購入して下さい。
その方が安いです。

(3)開閉方向に気を付けよう

電子レンジの場合は扉が左側に開くものと下側へ開く機種が多いと思います。
設置場所によっては問題になる可能性があります。
確認した上で購入しましょう。

3.洗濯機

(1)設置場所を必ず確認しよう

洗濯機はまずサイズが最重要です。
必ず設置場所を計測、確認して下さい。

また、運搬経路も問題になります。
大きすぎる場合はエレベーターが使えなかったり、階段が通れなかったりします。
その場合は設置コストが跳ね上がってしまいます。
気を付けて下さい。

(2)縦型かドラム式か

基本的には縦型で十分だと思います。

ただ、多忙な社会人だと乾燥機能がついていて、ボタン一つで乾燥まで終わるというのは正直捨て難い・・・。

とはいえ、新社会人で洗濯機に10万円以上出せる人はいないと思うので、素直に縦型にしましょう。

またドラム式は縦型に比べスペースが必要なので、単身者の賃貸物件で設置できるかどうかも正直怪しいです。

また、どうしても乾燥機能が欲しい方は布団乾燥機を買うという手があります。
(機種によっては服の乾燥に使えないものもあるので、よく確認を。)

縦型を買って、どうしても乾燥が必要な場合は布団乾燥機の購入を検討してみては如何でしょうか。

(3)容量

5kg~6kgあれば十分です。
そのくらいあればシングルサイズの毛布やちょっとした肌掛け布団なんかも洗えると思います。
(必ず洗濯表示を確認して下さい。)

(4)機能

各社とも洗い方に特徴があるように謳ってますが、どれでも大丈夫です。
お好みで決めて下さい。

それよりも音に関しては注意を払った方が良いと思います。
どうしても夜に洗濯したい場面も出てくると思うので、音が小さいに越したことはないです。

その他、洗濯層のカビ防止機能などは無いよりはあった方が良いかもしれません。
気休めにはなると思います。

洗濯のコースの数などはあまり気にしなくて良いかと。
どの機種も一通り備えているので、困る事はまずありません。

その2へ続きます。

一人暮らしの家電選び その2
前回からの続きです。1.炊飯器そもそも自炊しないから買わない、という人は読み飛ばして下さい。でも炊飯器はあった方が良いと思う。米は日持ちするし、炊いた後も冷凍できるので使い勝手もいいです。(1)3合炊き...
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