最近、実店舗を持たずにオーダーシャツを販売するサービスがる事を知りました。
いくつかある中で今回はSOLVE(ソルブ)というサービスを利用し、実際にオーダーシャツを注文してみましたので、その結果を記事にしたいと思います。
1.そもそも何故シャツをオーダーするのか?
シャツをオーダーする目的は人によって様々だと思います。
既製服には無いデザインにしたい、ボタンを貝にしたい、色・柄を好みの物にしたい、オーダーという響きがカッコいい・・・等々。
では、そんな中で私が何故既製服では無くオーダーシャツを選んだのでしょうか?
これは単純にサイズの問題です。
要するに既製服だとサイズが合わないのです(笑)
正確に言うと、細い首回り(37~38)に対し長い裄丈(87~88)(もしくは袖丈)が必要であり、既製服の場合は首に合わせると袖が短く、袖に合わせると首がブカブカのどちらかとなってしまいます。
(前者はマズいので基本的には後者ですが。)
以上のようにサイズが合うかどうかが第一であり、デザインその他は二の次という前提でオーダーをしています。
デザインやディテール等を重視される方とは前提や視点が違う事、サイズが目的でもオーバーサイズが必要な場合とは異なりますのでご注意を。
2.SOLVEの特徴
(1)30日間お直し保証
SOLVEの特徴は何と言っても「30日間お直し保証」でしょう。
30日間お直し保証
引用元:SOLVE公式サイト https://shop.solve-grp.com/store/
サイズ変更やデザイン変更など、購入した商品(お直しは含みません)の到着後、30日以内であればいかなる理由でも無料で作り直しいたします。
このように各種条件はありますが、万一サイズが合わない場合でも無料で作り直してもらえます。
ただし、送料は自己負担です。
ーサイズが合わなかったのでお直ししていただけますか。
引用元:SOLVE公式サイト よくあるお問い合わせ https://shop.solve-grp.com/contents/faq/
はい。お直しを承ります。なお、お直しは会員様限定のサービスのため、ゲスト購入の場合はお断りさせていただいております。お直しは、マイページのお直し申請からお申し込みください。今お持ちのシャツはお直し申請後に返却先をお知らせします。送料はお客様ご負担となります。
今回ネットでオーダー可能なシャツのサービスがいくつかある中で、SOLVEを選んだ理由の1つがコレです。
やはり、通信販売だとサイズが合わないのではないかという不安があります
(実際、私も初回注文ではサイズが合わず、お直しをお願いしました。)
その点、送料は自己負担とは言え、こちらのサービスがあれば安心して注文する事ができます。
※サービスの利用にあたっては必ず公式サイトにて適用条件等の最新情報を確認して下さい。
(2)綿100%かつ形態安定加工の生地が5478円(税込み)から
ポリエステル混紡ではなく、綿100%でしかも形態安定加工が施されたシャツが5478円(税込み。税抜きだと4980円)からオーダーできます。
※形態安定加工はイージーアイロンと超ノンアイロンの2種類
綿100%かつ形態安定加工付きのオーダーシャツが5000円強で買えるというのは凄いと思います。
安すぎて逆に品質が心配になるレベルですね・・・
(3)2着以上(もしくは1着9000円以上)の注文で送料無料
SOLVEのシャツは1着5478円(税込み。税抜きだと4980円)~なので1回の注文につき2着以上購入すると送料が無料に。
送料無料のハードルがそこまで高くないのもありがたいですね。
3.実際の商品
(1)梱包他
梱包は小さな箱に1着ずつ入って届きます。
今回は5478円のシャツ(白)と7678円のシャツ(青ボーダー)の二つを注文しました
開くとシャツの他にメッセージカードと納品書が見えます。
メッセージカードです。
紙の梱包を解くとシャツが小さく折りたたまれた状態で入ってます。
シャツ本体、メッセージカード、納品書と替えボタン(通常サイズと袖用が一つずつ)が入ってました。
(2)縫製
縫製の違いなんて正直よくわかっていないのですが、一応いくつか写真をとってみました。
袖ボタンは根本に糸が巻き付けてあり、生地とボタンの間にスペースが生まれてます。
(ピンぼけでわかりにくいですが・・・)
スペースがあるとボタンが留めやすい、らしいですが私自身はあってもなくても違いが良くわかりません。
次に両脇の縫製はそれぞれこんな↓感じです。
こうして比較してみて初めて気が付きましたが、縫製が違いますね。
両方を並べるとこんな↓感じです。
うん。カメラが悪いのか、撮影者の腕が悪いのかよく分かりませんね。
一方で袖口の縫製に関してはどちらも同じように見えます。
インターネットでちょこっと検索してみると「巻き伏せ本縫い」「巻き折り縫い」「インターロック縫い」等々縫製も色々あるようですね。
今回の縫製が何に該当するのか素人の私にはよくわかりませんし、値段による差なのか生地による差なのかなのかも分かりませんが、面白いですね。
ちなみに、私の場合は着ている分には着心地の差は感じられませんでした。
下着(ユニクロのAIRism)の上に着ているせいもあるかもしれませんが・・・。
4.注文の流れ
(1)採寸
まずオーダーする上で必須となる採寸を行います。
オーダー時に必要な採寸箇所は、
1.首回り
2.裄丈
3.肩幅
4.胸回り
5.胴回り
6.裾回り
7.カフス丈
8.着丈
の8箇所です。
こちらを採寸する為に用意されている手段は3つです。
①自分で採寸
自分が既に所持しているシャツのうち、一番体に合っているシャツのサイズを自身で採寸する方法
②送って採寸
自分が既に所持しているシャツのうち、一番体に合っているシャツを送付しサイズを計測してもらう方法
③来店して採寸
SOLVEのオフィスを訪問し、自身のサイズを実測してもらう方法
既に自身に合ったサイズのシャツを保有している場合は①か②。
そうでなければ③ですが、各寸法の入力値は自身で調節可能なので、①や②の手段を使用した場合でも手持ちのシャツから「肩幅を+1㎝」、「胴回りを-1㎝」といった調整は可能です。
なお、私は③の来店して採寸を選択。
SOLVEのHPから予約し、採寸サービスを利用して採寸して頂きオーダーしました。
③の場合、採寸だけでなく生地やデザインの現物を確認できるので、オーダー後のミスマッチを減らす事が可能です。
一方でサイズに関して袖の長さが予想よりも短く、お直しをお願いする事になりました。
これは採寸が不正確だった訳では無く、実際に着用してみて体の凸凹に合わせた結果短くなってしまったという事です。
(短めの袖の方が好みという方であれば問題なかったと思います。)
このように1回目の注文ではサイズが合わなくても、30日間お直し保証があるので調整すればいいわけですね。
※袖以外のフィットは全く問題ありませんでした!
大き過ぎず小さ過ぎず、体のラインがキレイに見えるいい塩梅に仕上がりました。
一方でオーダーといえども入力できる数値は限られる為、限界はあります。
たとえば、
・大柄な方のオーバーサイズ(もしくは小柄な方のスモールサイズ)
・極端な体型の方
といった場合です。上限値と下限値は決まっている為、オーダーが難しいケースがあります。
また、そこまで極端なサイズではない場合もサイズの刻みが問題になる場合もあります。
SOLVEの場合サイズ入力は1㎝刻みになりますので、本当にジャストサイズを求めるようなケースでは難しいかも知れません。
値段を考えれば十分だと思いますけどね。
(2)生地・デザインの決定とサイズ入力
通常の通信販売同様、公式HP上で生地やデザインを選び採寸したサイズを入力します。
SOLVEの場合は生地=値段でありオプション料金というものがありません。
逆に生地によっては選べないオプション(貝ボタン等)がありますのでその点は注意して下さい。
(3)納期
注文から3週間となっています。
ただ、状況によっては前後するようですね。
工場の稼働状況だけでなく、物流のリードタイムも関係しているようです。
今回は(たまたまかも知れませんが)約2週間で届きましたので相当早い、という印象でした。
なお、中国の工場から直送で自宅に佐川急便で届きます。
5.総評
一言で言えば大満足です。
注文前はどんなものか疑念を抱いていた部分もあったのですが、全くの杞憂。
税込み5000円台なのに
①既製品ではなくオーダーシャツ
②綿100%
③形態安定加工
④お直し無料
のSOLVE(ソルブ)のオーダーシャツ。
デザインやディテールに頓着しない私の場合、正直文句のつけようがありません。
また違うデザインや生地でリピートしてみたいと思います。
まとめ
如何だったでしょうか。
綿100%で形態安定加工付きのシャツが5000円強でオーダー可能なSOLVE(ソルブ)。
既製品が体型に合わない私にとっては有り難いサービスです。
同じように既製品が合わない方は一度試されては如何でしょうか。
ではまた。
着用してみて受ける印象というのは人それぞれ様々です。
ゆったり目で動きを妨げない方が好みの方もいれば、タイトでぴったりしている方が好きな方もいます。仮に全く同じ体系の人間が二人いるとしても、着用感は個人の主観の問題であり、同じ製品を着用したとしても感触や感想はそれぞれ異なる物になります。
従って採寸してもらったからといって、必ずしも自身にピッタリ(と自分が感じる)のシャツが出来上がる訳ではありません。
ただ、サイズ感で言えば既製品よりは理想に近くなる可能性が高いハズです。